ペースメーカー使用中の補聴器選び|Bluetoothやポケット型の注意点
ペースメーカー使用中に補聴器を使ってよいか不安な方へ、影響の考え方やBluetooth・ポケット型の注意点、購入前の確認方法を分かりやすく解説します。
ペースメーカー使用中でも補聴器は基本的に使用可能
一般的な補聴器がペースメーカーへ与える影響
まず、一般的な補聴器は、ペースメーカーを使用している方でも基本的に使用できます。
ペースメーカーなどの植込み型医療機器では、周囲の電気機器から発生する電磁波の影響が心配されることがあります。一方、補聴器が発する電磁波は非常に微弱です。日本不整脈デバイス工業会でも、補聴器はペースメーカーやICDを使用している方が「使用しても心配ない」とされる電気機器の一つに挙げられています。
「ペースメーカーを入れていたら補聴器は使えないのでしょうか?」という疑問に対しては、原則として「補聴器そのものを避ける必要はありません」というのが基本的な考え方です。
ただし、すべての機種や使い方を一括して「何も注意しなくてよい」と考えるのは適切ではありません。補聴器にはBluetoothなどの無線通信機能を搭載した製品もあり、メーカーの取扱説明書に植込み型医療機器との距離や使用方法について注意が記載されている場合があります。
こうした点から、補聴器の使用自体を過度に心配する必要はありませんが、実際に購入する機種の注意事項まで確認することが安心につながります。
安心して使いやすい人と事前確認が必要なケース
一般的な耳かけ型や耳あな型の補聴器を通常の位置で装用する場合は、ペースメーカーの植込み位置から離れているため、基本的には使用を検討できます。
一方で、次のような方は購入前に使い方まで確認しておくと安心です。
- Bluetoothなどの無線機能を備えた補聴器を検討している
- 補聴器や関連機器を胸元に置く可能性がある
- ポケット型補聴器を検討している
- 使用中のペースメーカーやICDについて個別の注意を受けている
- 補聴器の充電器や周辺機器についても不安がある
特に大切なのは、「ペースメーカーを使っているから補聴器は駄目」と自己判断するのでも、「補聴器ならすべて気にしなくてよい」と決めてしまうのでもなく、使用する製品と使い方を確認することです。
補聴器店へ相談するときには、最初にペースメーカーやICDを使用していることを伝えてください。必要な確認ポイントを整理しやすくなります。
補聴器とペースメーカーの併用で注意したいポイント
植込み部位へ補聴器を密着させない使い方
補聴器の機種によっては、ペースメーカーなどの植込み部位へ機器を密着させないよう注意が記載されています。
耳かけ型や耳あな型は通常、耳周辺で使用するため、胸部に植え込まれたペースメーカーとは距離があります。一方で、外した補聴器を胸ポケットへ入れる、関連機器を胸元へ置くといった使い方には注意が必要です。
大切なのは、耳に装用しているときだけではありません。保管中や持ち運び中にどこへ置くかも含めて考える必要があります。
例えば、無線機能付き補聴器の取扱説明書に「植込み型医療機器の植込み部位に密着させない」といった注意がある場合は、それに従ってください。メーカーが示す注意事項は製品ごとに異なる可能性があります。
補聴器を購入する際には、普段どこへ入れて持ち歩くかまで販売店へ伝えると、より安全な使い方を確認しやすくなります。
Bluetooth・ワイヤレス対応補聴器の確認ポイント
最近の補聴器には、スマートフォンとの接続や音声通話、音楽の直接送信などに対応したBluetooth搭載機種があります。
Bluetooth機能があるからといって、直ちにペースメーカーと併用できないわけではありません。ただ、無線通信機能を持つ補聴器については、機種ごとの取扱説明書を確認することが重要です。
確認したいのは、補聴器本体だけではありません。スマートフォンやワイヤレスアクセサリーなど、補聴器と一緒に使用する機器についても、植込み型医療機器に関する注意事項がある場合があります。
「Bluetooth補聴器はペースメーカーに影響しますか?」という質問には、「一律に使用不可ではありませんが、使用予定の製品ごとの注意事項を確認してください」という答えになります。
スマートフォンとの連携機能を重視する方は、購入前にペースメーカーを使用していることを伝え、補聴器本体と関連機器を含めて確認すると安心です。
ポケット型補聴器を選ぶときの注意点
ポケット型補聴器を検討している場合は、一般的な耳かけ型や耳あな型とは少し違った注意が必要です。
ポケット型は、本体を衣服のポケットなどへ入れて使用します。胸ポケットへ入れる使い方では、ペースメーカーの植込み部位と機器の距離が近くなる可能性があります。
このため、ポケット型だから必ず使用できないと決めるのではなく、「本体をどこへ装着するか」まで含めて確認することが大切です。
胸部にペースメーカーを植え込んでいる方がポケット型を検討する場合は、販売店だけで判断せず、補聴器メーカーの注意事項を確認し、必要に応じて主治医やペースメーカーのメーカーにも相談してください。
耳元で使用する補聴器とは条件が異なるため、形状だけでなく実際の装着位置を基準に判断する必要があります。
耳かけ型・耳あな型・ポケット型の選び分け
耳かけ型・耳あな型は装用位置を確認
ペースメーカーとの併用を考えるときは、補聴器の性能だけではなく、どこに装用する製品なのかを見ることが大切です。
耳かけ型は本体を耳の後ろに装着し、耳あな型は耳の中に収めます。どちらも通常の装用では胸部から離れた位置で使用します。
ただし、耳かけ型や耳あな型であれば無条件に何でも同じという意味ではありません。Bluetoothなどの通信機能や、充電方式、付属するワイヤレス機器などは製品によって異なります。
千里山補聴器では、耳かけ型、耳あな型、骨伝導型など複数の種類を取り扱っています。聞こえの状態や耳の形、使う環境によって適した補聴器は変わるため、ペースメーカーとの関係だけで機種を決めるのではなく、日常生活で無理なく使えることも確認する必要があります。
安全面と聞こえの両方を整理して選ぶことが、長く使いやすい補聴器につながります。
ペースメーカー使用者が補聴器を選ぶ判断基準
ペースメーカーを使用している方の補聴器選びでは、「電磁波があるか、ないか」だけで判断する必要はありません。どこで、どのように使うかまで考えることがポイントです。
まず確認したい内容は次の通りです。
- 補聴器を装用する位置
- Bluetoothなどの無線機能の有無
- 植込み型医療機器に関する取扱説明書の記載
- 充電器やワイヤレスアクセサリーの使用方法
- 普段の持ち運び方や保管場所
- 使用中のペースメーカーやICDについて受けている注意事項
もちろん、安全性だけで補聴器を選んでも、聞こえに合わなければ日常生活では使いにくくなります。
聞こえ方、操作のしやすさ、生活環境、予算なども含めて候補を絞り、そのうえで医療機器との併用について確認する流れが現実的です。
自分で確認できる範囲と専門家へ相談する範囲
購入前に確認しておきたい補聴器と医療機器の情報
補聴器を購入する前に、ご自身で確認できることもあります。
まず、使用しているペースメーカーやICDについて、普段から医療機関で案内されている注意事項を確認してください。また、検討している補聴器が決まっている場合は、取扱説明書に「ペースメーカー」「植込み型医療機器」などに関する記載がないかを見ることもできます。
相談前には、可能な範囲で次の情報を整理しておくとスムーズです。
- ペースメーカーまたはICDを使用していること
- 分かる場合は医療機器のメーカーや機種
- 検討している補聴器のメーカーや機種
- Bluetooth機能を使いたいか
- スマートフォンやワイヤレス機器と連携したいか
- 普段どのような場面で補聴器を使いたいか
ただし、ご自身だけで医学的な安全性を判断する必要はありません。
取扱説明書を読んでも判断できない場合や、ペースメーカー側の注意事項との関係が分からない場合は、専門家へ確認する範囲です。
主治医・メーカー・補聴器専門店の役割
ペースメーカーと補聴器の併用について迷ったときは、相談先の役割を分けて考えると分かりやすくなります。
補聴器専門店では、補聴器の機種や機能、装用方法、メーカーが示している注意事項について確認できます。また、聞こえ方や生活環境に合わせた機種選び、フィッティングについて相談できます。
一方、ペースメーカーやICDについて医学的な判断が必要な場合は、主治医への確認が必要です。使用中の医療機器について製品レベルの確認が必要であれば、ペースメーカーのメーカーへの問い合わせが必要になる場合もあります。
補聴器販売店が医療判断まで断定するのではなく、それぞれの専門分野で確認することが大切です。
「誰に聞けばよいか分からない」という段階であれば、まず補聴器専門店へペースメーカーを使用していることを伝え、確認事項を整理するところから始めてもよいでしょう。
千里山補聴器で大切にしている安全確認と補聴器選び
29年の経験を持つ認定補聴器技能者による機種選び
千里山補聴器は、阪急千里山駅西口から徒歩2分、吹田市千里山にある補聴器専門店です。
当店では、29年の経験を持つ認定補聴器技能者が、お客様の聞こえや生活環境を伺いながら補聴器選びをお手伝いしています。耳かけ型や耳あな型をはじめ、多数のメーカーから機種を検討できるため、聞こえ方だけではなく、使い方やご予算も含めて候補を整理できます。
ペースメーカーを使用している方は、ご相談時にその旨をお知らせください。検討している補聴器について確認できる注意事項を整理し、必要に応じて主治医や医療機器メーカーへの確認をご案内します。
当店では、無理に補聴器をおすすめすることはしていません。安全性に不安がある場合も、まずは状況を整理するところからお気軽にご相談ください。
1か月の試聴貸出で生活環境まで確認
補聴器は、店内で短時間試しただけでは、実際の使いやすさを判断しにくい機器です。
千里山補聴器では、ご自宅や普段の生活環境で聞こえ方を確認していただけるよう、1か月間の試聴貸出を行っています。人との会話、テレビ、外出時、周囲が騒がしい場所など、日常生活の中で確かめられることが特徴です。
補聴器は、一度調整すれば終わりとは限りません。初めて使う方の場合は、無理のない音量から少しずつ慣れていく必要があります。当店では、聞こえ方の変化に合わせて再調整も行っています。
ペースメーカーを使用している方の場合も、まず使用条件や注意事項を整理したうえで、自分の生活に合った補聴器か確認していくことが大切です。
補聴器選びやペースメーカーとの併用に不安がある方は、お気軽にご相談ください。
ペースメーカーと補聴器についてよくある質問
ペースメーカーを入れていても補聴器は使えますか?
一般的な補聴器は、ペースメーカーを使用している方でも基本的に使用できます。
補聴器から発生する電磁波は微弱で、日本不整脈デバイス工業会でも補聴器は使用しても心配ない機器として挙げられています。
ただし、無線機能付き補聴器などでは、メーカーが植込み型医療機器との使用について注意事項を設けている場合があります。購入予定の製品について、取扱説明書まで確認しておくと安心です。
Bluetooth補聴器を使う場合の注意点
Bluetooth対応だからという理由だけで、ペースメーカー使用者が補聴器を使えないわけではありません。
ただ、無線機能を備える製品では、植込み型医療機器との距離や使い方についてメーカーから注意が示されている場合があります。
補聴器本体のほか、スマートフォンやワイヤレスアクセサリーを使用する場合も、それぞれの注意事項を確認してください。不明点がある場合は、購入前に補聴器店へペースメーカーを使用していることを伝えると確認が進めやすくなります。
補聴器を胸ポケットに入れても問題ありませんか?
補聴器や関連機器をペースメーカーの植込み部位へ密着させる使い方は避けたほうがよい場合があります。
特にメーカーの取扱説明書に植込み型医療機器への密着を避けるよう記載されている製品では、その注意事項に従ってください。
耳から外した補聴器を何気なく胸ポケットへ入れることも考えられるため、装用中だけではなく持ち運び方にも注意が必要です。
ICDを使用している場合の補聴器選び
ICDを使用している方も、一般的な補聴器は基本的に使用を検討できます。
ただし、ICDも植込み型医療機器です。使用している機器や補聴器の機能によって確認事項が異なる可能性があるため、製品ごとの注意事項を確認してください。
特にワイヤレス機能や胸元で使用する機器がある場合は、自己判断だけで済ませず、必要に応じて主治医や医療機器メーカーへ確認すると安心です。
補聴器を購入する前に主治医へ相談する必要はありますか?
すべての方が補聴器を購入するたびに必ず主治医の許可を得なければならない、という意味ではありません。
ただし、使用中のペースメーカーやICDについて個別の注意を受けている方や、補聴器メーカーの説明だけでは判断できない場合は、主治医へ確認してください。
補聴器店では医療判断を代わりに行うことはできませんが、検討している補聴器の機能や取扱説明書を確認し、何を医療機関へ確認すればよいか整理するお手伝いはできます。
補聴器とペースメーカーの影響が気になる方への確認ポイント
- ペースメーカーを使用していても、一般的な補聴器は基本的に使用できます
- 補聴器から発生する電磁波は非常に微弱です
- 補聴器を使うこと自体を過度に心配する必要はありません
- 製品によっては植込み型医療機器に関する注意事項があります
- 無線機能付き補聴器は、購入前に取扱説明書を確認すると安心です
- 補聴器や関連機器をペースメーカーの植込み部位へ密着させない注意が必要な場合があります
- ポケット型補聴器は、本体を装着する位置まで考えて選ぶ必要があります
- 耳かけ型や耳あな型も、機能や付属機器まで確認すると安心です
- Bluetooth機能を使いたい場合は、補聴器店へ事前に伝えると確認がスムーズです
- ペースメーカーやICDについて医学的な判断が必要な場合は、主治医へ確認してください
- 使用中の医療機器のメーカーや機種が分かれば、相談時の確認が進めやすくなります
- 補聴器選びでは安全性だけでなく、聞こえ方や生活環境も大切です
- 千里山補聴器では29年の経験を持つ認定補聴器技能者が補聴器選びをお手伝いしています
- 1か月間の試聴貸出を利用し、日常生活での聞こえ方を確認できます
- ペースメーカーとの併用が不安な方も、まずは状況を整理するところからお気軽にご相談ください
Access
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千里山補聴器
| 住所 | 〒565-0851 大阪府吹田市千里山西1-41-24 マスダビル1F Google MAPで確認 |
|---|---|
| 電話番号 |
06-6310-0311 |
| FAX番号 | 06-6310-0311 |
| 営業時間 | 10:00~18:00 |
| 定休日 | 日,祝日 |
| 代表者名 | 中本 明男 |
阪急千里山駅から徒歩2分という立地にあり、迷わず足をお運びいただけるわかりやすい場所にございます。周辺環境も落ち着いているため、初めての方でも安心して訪れていただけます。貸出対応や調整のために繰り返しご来店いただく方も多く、近隣にお住まいの方には特に通いやすい環境です。
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